- すし
- I
すし(名・形動ナリ)(1)なれなれしすぎていやみな・こと(さま)。
「すこし~に見えて, 幅のなき男はおそれて逢ふ事まれなり/浮世草子・一代男 6」
(2)粋(スイ)なこと。 いきなこと。 また, そのさま。II「おのが妻恋, やさしや~や, あちへ飛びつれ, こちへ飛びつれ/浄瑠璃・曾根崎心中」
すし【酸し】⇒ すいIIIすし【酸模】〔酸味のあるシ(植物ギシギシの古名)の意味から〕スイバの異名。IVすし【鮨・鮓】〔形容詞「酸(ス)し」から。 「寿司」は当て字〕(1)酢で味付けをした飯に刺身や卵焼き・海苔(ノリ)などをあしらった食べ物。 握り鮨・巻き鮨・押し鮨・散らし鮨など。 ﹝季﹞夏。(2)古くは, 魚介類に塩を加えて漬け込み自然発酵させた食品。 のちには発酵を早めるため, 飯とともに漬けるようになった。 なれずし。 ﹝季﹞夏。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.